本当にあったリアルな怖い話・恐怖の事件 ~現代の怪談~

なんだかんだで生きている人間が一番怖い・現代の怪談ともいえる本当にあった怖い話や恐怖の未解決事件です。

刑期を満了しても刑務所に戻るためにわざと事件を起こすリピーターは多い

70%の人間が6回以上

驚くなかれ、これは府中刑務所が調
べた60才以上の受刑者たちの服役回数である。

同刑務所によれば、彼らの多くが病気や身元引き受け人不在で、刑期を満了しても刑務所に戻るためにわざと事件を起こす、いわゆるリピーターになるケースが多いという。
確かに、西武拝島線拝島駅で無職男性が女子高生を刺して重傷を負わせた事件も、
その動機は「仕事もなく、住むところもないので誰かを殺せば刑務所に戻れると思った」という呆れるようなものだった。
身寄りのない高齢者や働く意志のない者にすれば、塀の中は衣食住が揃ったかけ込みなのだろうか。
前科9犯(ほとんどが無銭飲食)でここ十数年定職に就かず、数々のムショを渡り歩いた筋金入りの刑務所リピーター、に究極のライフスタイルについて聞いてみた。
〈乞食野郎〉と呼ばれてもやっぱりムショが好き
「刑務所には2の人間がいる。罪を犯して償うために嫌々ながら連れられて来た者。そして、私のように快適な暮らしを望んでやって来た者です」
工藤氏は8月、2年6ヵ月の刑期を終えて府中刑務所からシャバに出てきたばかりだ。
「私らのほとんどが《常習罪》なんです。例えば、微罪でも3年間で3回もやっていれば仮釈放の対象外になる。それが狙いなんです。だって、刑期満了までのんびりムショ暮らしを送れるでしよ」
服役囚にとって指弥り数えて心待ちにするである

仮釈放を拒絶する男たち

ムショとはそこまで居心地のいい場所なのか。
「温かいメシだって食えるし、風呂だって入れる。シャバにいたって公園で寝泊りしている連中よりかは断然マシだと思いますよ。もちろん、ツライこともいっぱいありますけどね」
少女ワイセッや婦女暴行犯が《突っ込み》と呼ばれ、懲役仲間からのイジメに遭うというのはご存知の方も多いと思うが、その次に目を付けられるのが無銭飲食など、潰しのきかぬ微罪の人間だと。
「あからさまに《乞食野郎》なんて呼ばれて、煙たがられますね。というのも、そういう罪で入ってくるのは浮浪者みたいなジイサン連中が多い。彼らの中にはボケちまってんのか、風呂場でションベンしたりクソをタレたりするヤシがいる。ムショの中で一番大事なのは協調性。あの人たちってそういうのないでしよ。そのおかげで私たちまで同じ目で見られてしま恥いい迷惑ですよ」
いくらタダメシ暮らしといえど、懲役仲間からの嫌がらせや剛笑を受けては、快適な暮らしとは言い難い。が、聞けば、そんな境遇から抜け出すのはさほど難しいことではないらしい。