本当にあったリアルな怖い話・恐怖の事件 ~現代の怪談~

なんだかんだで生きている人間が一番怖い・現代の怪談ともいえる本当にあった怖い話や恐怖の未解決事件です。

非合法な金貸し借りたら終わり暴力金融ヤミ金融

世の中には非合法な金貸しが数多く存在する。

俗に暴力金融とかヤミ金融と言われる業者だ。滅茶苦茶な金利で金を貸し付け、手段を選ばない荒っぽい手法で回収する。まさに「借りたら終わり」。
借金地獄の行き着く果て、終着駅と呼ぶに相応しい。
ただ、一口にヤミ金融と言っても、その営業形態は実に様々だ。


もともと法律に縛られない非合法な世界なのだ
サラリーマンなどを相手に小金を貸し付け利息を吸い取るだけの会社もあれば、自営業者や財産を持っている人間を狙い返せるアテのない金を融資、その見返りに会社や不動産を奪い取るアコギな業者もいる。


地域によっても商売の方法は異
なる。独り者の地方出身者が多い
首都圏では短期決戦が主流で、ほ
んの数十日、長くても数カ月貸し、
返させて終わりだ。それでも絶対
的な人口が多いから、客足が途絶
えることはない。
これに比べ地方では、長期間貸
し付けて延々と利息を吸い取るパ
ターンが中心。親と同居していたり実家が近かったりで、いわゆる
ラクな客が多いせいだ。
もっとも,金に詰まった人間を
食うという点では、どの華杢官も同
じようなもの。ここでは、私目身
の経験から、個人向けヤミ金の実
態について説明しよう。ヤミ金のヤミ金たる所以は、や
はり合法的なサラ金などとは比較
にならないほど高金利なところだ。
借金に縁のない人でも、トイチ
という言葉ぐらい一度は耳にした
ことがあるだろう。トイチ。㈹万
円の融資を受ければ㈹日で1万円
の利息が付くというこの条件は、
単純計算して年利365%。合法
的なサラ金の金利の上限は約和%
だから、法定金利の柏倍近い。
もちろんヤミ金の利息がどこも
トイチと決まっているわけではな
く、中にはツキイチ、すなわち月
に1割の利息という良心的?なと
ころもあるし、逆にトーとかトサ
ンといって、拍日で2割、3割の
信じられないような利息を取る業
者もある。
また最近では、金利など客にわかりにくく面倒な数字は無視して、5万円貸して佃日後に2万円の利
息を付けて7万円の返済とか、金
額で指定するところも多い。この
場合、年利に直せば1460%。
つまりは本当に1年間借り続ければ、元金の約桝倍の利息を払わなければならない。
しかも、これに加えて書類作成
料だのと名目を付けて更に金を取
ったり、延滞すれば延滞損害金1
日1万円とか、利息がどうこうよ
りも、相手から取れるだけ搾り取
るのもよくある話だ。
そんな高金利で客が来るのか、
商売が成り立つのか、と皆さんは
思うだろう。至極当然の疑問であ
る。わざわざ非合法なヤミ金を営
まなくても、普通のサラ金でも十
分に儲かるのでは、と思うのが普通の感覚だ。
しかし、実際にはへタなサラ金
を営むくらいなら、ヤミ金をやっ
た方がよっぽど儲かる。
世間ではサラ金が儲かる業種み
たいに思われているが、それは客
層がいい大手、もしくはそれなり
に名前の通った会社に限っての話。
小規模のサラ金、中でも街金と呼
称されるような零細業者となれば、
その経営状態は総じて苦しい。
これは、サラ金業界の構図を考えれば理解しやすい。金に困った
人間でも、いきなり名も知れぬ街
金から金を借り入れるヤシはいない。

一般的な流れとしては、まずは大手のサラ金から融資を受け、
後は中規模から小規模なサラ金へと落ちてくるのが通常だ。
そして、街金レベルから借り入
れる段階では、多重債務で借金が
何百万円と膨らみ、すでに自己破
産や夜逃げにリーチがかかってい
る。逆にいえば、街金にはこうし
た借金ダルマになった不艮客しか
来ないのである。
仮に街金の総貸付残高が4億円、年利30%とすれば、1ヵ月の利息収入は1千万円。これに対して自己破産した客が10人、夜逃げだので回収不能になった客が10入もいれば、融資していたとして600万円の貸倒損失だ。
これに金主に支払う利息、店舗の賃貸料や従業員の給料、広告料など様々な諸経費を差し引いたら、ほとんど利益は出ない。つまりは、こんな割に合わない商売をやるぐらいなら、非合法でも高利益が見込めるヤミ金融をやった方がおいしいというわけだ。
もっとも、そんな法外な利息をブン取るヤミ金が成り立つのも、それだけ世の中には借金で首が回らなくなった人間が多いからに他ならない。
いくら返済に追われていても、ヤミ金から金を借りる人間は少ないはず、と思うのは素人考えに過ぎない。

人間、借金で追い込まれたら、考えるのはただ一つ。

どこか金を貸してくれるところはないか、ということだけだ。
他社からも延滞しているような人間に金を貸してくれる業者がマトモじゃないことぐらい、冷静になればすぐわかる。