本当にあったリアルな怖い話・恐怖の事件 ~現代の怪談~

なんだかんだで生きている人間が一番怖い・現代の怪談ともいえる本当にあった怖い話や恐怖の未解決事件です。

ヤミの移植手術臓器ブローカーという裏稼業

97年10月に臓器移植法か施行、 国内でも脳死レベルでの臓器移植が合法化された。が、まだまだ実用にはほど遠い。

待機リストに名を連ねたが移植叶わず亡くなっているのが現実だ。

一方、借金でどうにも首の回ら なくなった債務者は、金になるな ら腎臓や肝臓を売りたいと臓器ブローカーなる裏仕事人の前に列を成す。

いったい人間の臓器は闇ブ口ー力ーの手によって、どのように、 そしていくらで売買されているのだろうか。 


日太人の患者を連れてフィリピンで現地調達 
昔から知られているのは、海外、 特にフィリピンを舞台にした売買である。

日本人の提供者と患者をマニラに連れて行き医療活動として行われている。

「けど、この方法だと向こうへ行く前に互いの臓器が適合するかどうか調べなくちゃならないし結構、面倒なんだ。それより、現地には金がほしいって提供者がいっばいいるから、そこで適合するヤツを見繕った方が安上がり」

闇ブローカーをやっていたという小堀氏は言う。

ハッキリとはしないが、ある広域暴力団に所属する人物らしい

彼の仕事は、2千万で移植ができると日本で勧誘し、マニ ラへ連れていくことだ。ただし、 現地での成功率はそう高いもので はなかった

「数こなしてるから手術自体は2時間で終わるんだけど、日本みたいにごちゃごちゃ検査しないか ら失敗も多いんだ。みんな誤解し てるみたいだけど、臓器移植しても全部が全部治るわけじゃないの。 元々治らないのもいるわけ。オレがやったのでは、成功率 は60-70%ぐらいだったな。拒絶反応が出ちゃってどうしようもな い場合は元に戻す手術もよくやってたよ」 

手術に際して、 どんな結果になろうと一切の責任は自分にありますという誓約書を取っていたそうだ。

が、聞けばいかにも胡散臭い。 2千万もの対価を払って手術を受けようという患者がそんなにいるだろうか。

「それは知らないか らだよ。あの人たちは生涯、人工透析なんかで莫大な医療費がかか るわけだし、移植しなけりゃ死んじゃうってケースも多い。このまま何もしないで死を待つなら、一か八か賭けてみようって思うもんなんだよ」

患者かりは2千万取り、報酬は 医者に500万で提供者に200万後は自分たちの取り分になっ たそうだ。

「本当はー千万でもいいんだけと、 そんな安いのは信用できないって。2千万にしたっ てオレたちの取り分が増えるだけなのにさ」

小堀氏が手を引いたのは、現地でもヤミの移植手術に対し厳しくなってきたからだというか、今もフィリピンルートに従事している仲間はいるという。
「オレがやってるのは日本国内での話。やっば、日本人には日本人の臓器があうやろ」 そう言うのは、現在、関西で臓器ブローカーを営む橋口氏。彼も裏でシノいでる人物である。 彼の元に依頼に来る提供者は、 知り合いの金融業者からの紹介だ。 800万、ー千万もの債務を抱え た客に「こういう方があります よ」と臓器売買をもちかけ橋口氏 を紹介するのだと。 

臓器提供を希望しても、実際に手術可能な患者がいなければ臓器という商品は売れない。そのため橋口氏は医療関係者を介し、ドナー情報もしっかり押さえている。 結果、提供希望者と適合する患者が存在するとなったら、移植手術を請け負う医者を連れ、その患者を訪ねるのだ。私の身分は明かせないが、あなたに適合する者がいる。金を出せば手術可である

ドナー登録してる人が増えたといっても、移植するには自分と適合するドナーか死ぬのを待たなあかん

ー時間後に事故死するか もしれんけど10年後かもしれん。そ れまで患者の命が持てばいいけど重い病気の人がほとんどなんやか ら、そうもいかん。

「うちの方は 明日にでも手術できる準備は整ってままって言えば、飛びついてくるよ」 腎臓手術の場合の代金は、医者に500、情報提供者などに5、 600万。そして提供者と橋口氏がそれぞれ7、800万を取るの で、患者は3千万も出せは移植を受けられる。