本当にあったリアルな怖い話・恐怖の事件 ~現代の怪談~

なんだかんだで生きている人間が一番怖い・現代の怪談ともいえる本当にあった怖い話や恐怖の未解決事件です。

イタズラ電話で結婚破談・精神崩壊の恐怖

クソガキが問題を起こし、日夜、処理に追われている。こうも多忙では私の三大趣味たるストーキング、盗撮、ハッキングがまるで楽しめない。ああ、気分はイライラ、仕事もろくに進みやしない。何か簡単にできるストレス発散法はないものか。と頭をこねくり回すまでもなく、答は1つしかない。イタズラ電話だ。
電話1本で相手を恐抑、驚悔の底に突き落とす痛快さ。これほどお手軽で楽しい憂さ晴らしは他にないといっていい。今回は、私の4番目の鬼畜趣味、イタズラ電話について語ろう。
悪ロ垂れ流しババアにキツいお仕置きを
これまで私がやらかした中で、史上最悪と語り継がれているのが、友人宅の団地の隣に住むババアを狙ったイタズラ電話である。このババア、ご近所様の悪ロをいいふらすのは日常茶飯事。悪ロの定石として、その場にいない人を悪く言うのだかり、私以上に根性が歪んでる。
さて、ある日、友人が団地前に路上駐車しておいたところ、駐車違反でキップを切られる事件が起きた。だが、取締りに来るのが早く、どうも不自然だ。友人が聞きつけた近所の噂によれば、そのババァ、駐裏退反の車を見つけると、すぐに警察に通報しているらしい。

何とか仕返ししたいが、いい智恵はないか。友人から相談を受けた私は、まず事の真偽を確かめるため、ババアの家の電話回線に盗聴器を仕掛けた上、オトリの車を団地の前に違法駐車するという手に出た。

と、なんとババア、すぐさま警察に電話をかけるではないか。しかも、名前も名乗らないというセコい通報である。こうなれば、誰が正しいのか?ではなく、気にいらんヤツは地獄に落とすのが私の信念。さっそく、盗聴器と自動録意機でババアの電話での通話をすべて録意してみた。

果たして、ババアの会話はご近所さんの悪ロだらけだった。事実なのか、根も葉もない噂なのか、とにかくこの年寄りは毎日誰かをけなしていないと気が済まない人間らしい。

私は考えた。本人に電話をかけテープを聴かせるのも」興だろ、スが、さらに面白くするためには、悪ロを言われていた本人様にも聞いていただくのが宜しかろうと。そこで、名簿で被害に遭った方々の名を確認したところ、たちどころに判明。友人が長らくその団地に住んでいたのが幸いだった。

さて準備だ。まずはテープからババアが一番強烈な言葉を放っている部分を編集し、1分程度の長さにする。これを悪ロを言われた人の人数分だけ揃えたら、作戦開始だ。さっそく悪ロを言われた人の家に電話をかけ、黙ってテープを聴かせる。

留守番電話になっていれば、そのまま吹き込んでしまうだけだ。電話に出た人は明らかに驚いていたが、そんなのは気にしない。人数分、何回もしつこく繰り返した後、今度はターゲットのババア本人に電話だ。

「もしもし・・」

ババアが普通に電話に出たところで、テープを再生する。絶句するババァ。効果は絶大のようだ。が、まだまだ手ぬるい。一度電話を切り、別のテープに取り替えて電話をかける。またも絶句するババア。くくく、ざまあみやがれ。もっとも、そんなことを4-5回もやっていたら、電話に出なくなった。

それでも、しつこく5分おきくらいに電話を人れてあげる私。我ながら鬼畜な男よの、ス数日後、団地内でババアの悪ロが大爆発した。中にはババアの家まで怒鳴り込んだ入もいたらしい。しかし、ババアは貧乏なので引っ越しできない。そのうち外出もしなくなり、買い物は仕事の帰りにスーパーに寄るのが日課となった。こうして身を隠したのも束の間、まもなく団地で恐怖の行事がやってきた。

毎月第3日曜日の朝に実施される、団地内の草刈りである。団地住民は全員参加が義務づけられたこの行事、ババアが出ないわけにはいかない。当日、遠目に様子を窺っていたら、ババアは暑くもないのに深々と帽子を被って現れ、1人孤独に作業をこなしていた。哀れー。

ところで、先日、ババアに会った人の話によると、まるで別人のように生気が毎でなり、白髪が増えたなと思って頭を見れば、髪の毛が大量に抜けて、見事な円形脱毛症になっていたらしい。そんな事情を知ってか知らずか、ババアに聞こえるように

「なんか俺たちの悪ロを吹聴してる人が、この団地に住んでるんだってなあ」

なんて言って、追い打ちをかけるナイスな住民。その後、精神病院でババアを見た人もいたらしい。
テレセの証拠テープを聞かせて、結婚破談
もう1つ、鬼畜なイタ電体験。あるとき、友入の女性から

「私を捨てた男の結婚式を壊して欲しい」

と復讐を頼まれた。そこで、まずは揺さぶりをかけるため、テレクラのサクラをやってる女を使い男に電話を人れさせたところ、コイツ、想像以上にアホであることが判明した。普通、見知らぬ女から電話がかかってくれば用心して当然なのに、スケべな方向に話を振る女に、ほいほい付いてくるのだ。

それならばと女がテレホンセックスを持ちかけると、最初こそ戸惑っていたものの、瑞ぎ声を出しながら

「今、わたしオナニーしてるの…ハァハァ…」なんて言えば、一巻の終わり。

「あそこを擦ってる音を聞かせてー」などとリクエストし、最後は

「ああああ、もう駄目。俺、イッちゃううううう・・」

と見事に果ててしまいやがった。そのときの会話がテープに録意されていたのはもちろん、それを新郎と新婦の実家や親戚などに片っ端から電話をかけ聞かせてあげたのは言うまでもない。

「ああああ、もう駄目。俺、イッちゃううううう・・」

見知らぬ女からかかってきた電話に、こんなはしたない声を出す男のお人柄を皆様はどう思いますかうてわけだ。むろんこの婚約、まもな又破談となった。
ん?鬼畜すぎる?イタズラ電話の範疇を越えている?ごもっとも。私のやってることははっきり言って報復だ。私くらいの歳になれば理解できるだろうが、人生で受ける最大のダメージとは誰かの些細な悪意とか、裏切りである場合が大半だ。これが始末に負えないのは、法律に抵触していないぶん、司法に訴えられない点だ。

だったら、泣き寝入りするしかないのかといえば、人間はさほどにわかりやすいもんじゃない。どうしても許せないなら、復讐あるのみだ。なーに、イタズラ電話程度で済んでいれば、まだ可愛いもんだ。私の場合は手段は選ばないので要注意ですよ。