心霊・霊感の怖い話
世の中に「路上ポエマー」なる輩がいる。 作務衣にハチマキ姿で駅前の広場などにゴザを敷き、テキトーなポエムを色紙に書き殴る、アレだ。 普段なら特に興味も沸かない人種だが、先日、見かけた男は、否が応でも目に留めざるを得なかった。 『念写ボラに、お…
今月報告するのはミステリーである。 作り話ではない、正真正銘、ホントに起きた謎の出来事だ。ドアの真ん前に置いてあるのが気になる 5月下旬、仕事を終えてコーポ中野に帰宅したのは夜10時ごろだった。 道路から数歩あるいて101号室の前へ。と、ドアの…
「あの、僕、何でもやりますよ」「ほう、何でもやるか。そうか」 一瞬、緊張の間が空いた。「建部が入社したときは何をやらしたんやっけなぁ…あっそうや、幽霊マンションや」 その連載は、高校生のころ読んだ記憶がある。確か2カ月くらいで建部さんが失踪し…
オセロの黒かったほうが、自称霊能者にイカれちゃったみたいですね。あれ、他人事じゃないですよ。霊が見えるとか言う連中って、虎視眈々と一般人を食い物にしようとしてるんです。関西の某所に、幸運のブレスレットを通信販売している会社があります。商品…
名称を見ればすぐに想像がつくように、この掲示板には自殺願望を抱く人たちの悲痛な叫びであふれ返っています。死にたい、生きる希望を失った、毎日、死ぬことばかり考えている̶̶。興味本位で閲覧すると、すさまじくダークな気に当てられ、こっちまで胸の奥…
四方を山に囲まれ清濁の霊を併せ呑む魔界都市京都。古来より時の権力者たちは役小角や空海といった霊能者を招聘し、悪しき霊から都の守護にあたらせた。 そして現在って、何をぬかしとんねん。遺伝子からクローン人間が作れる今日心霊だのオバケだの口にする…
実態のないモノを信じ込ませるという意味では、霊感商法の右に出るモノはないだろう。昨今のバッシングにも関わらず 「アナタの運が悪いのは、付いてる霊がよくないから」なんて一言にころっとヤラれてしまう人はいまだに後を絶たない。霊媒師の他に宗教団体…
ここ数年、自殺者は年間3万人を超えている。実に交通事故の3倍の数だ。もしかして皆さんの周りにもー人ぐらいはそんな知り合いがいるかもしれない。だが、身近に自殺者が4人。しかも自分が直接の原因を作ったという人間は、世の中広しと言えどこのリポートの…
樹海って、ホントに迷うのか ことの発端は、今年、酒の席でぼくがなにげなく漏らした一言だった。磁石が狂うだの自殺者が多いだの聞かされる富士樹海だが、実際のところそんなに物騒なとこかこの日本に存在するのかマユツバに思っていたのだ。 以前の樹海で…
ツレと始めた工務店が傾きだしたのは、ご多分に漏れず建築不況のせいだった。バブルの時代の繁盛は遠い昔の話。たまに頼まれる現場仕事も、そのほとんどが半金半手、あるいは全額手形で、現金など口クロク入っちゃこない。自然、社員の給料も滞りがちになり…